2026年3月30日

「三重県南海トラフ地震被害想定」

 再検討結果が発表されました

南海トラフ地震は、今後高い確率(今後30年以内に60~90%程度以上)で発生が懸念されています。発生時には、三重県下においても相当な被害を及ぼすと考えられます。 
 
前回作成された被害想定は、2013年度のものであり、現在までの社会状況の変化、他地域での地震災害の教訓をふまえ、最新の知見や各種データに基づき、この度再作成され、三重県防災対策部より発表されました。
 
なお2026年秋ごろ、 地震や津波が発生した 場合に起こり得る状況を分かりやすく示した「被災シナリオ」などが発表される予定です 。



被害想定については 
●  『理論上最大クラス(L2)』

発生する確率は極めて低いものの理論上は起こり得る最大クラスの南海トラフ地震  。

● 『過去最大クラス(L1)』

 歴史的にこの地域で起こり得ることが記録等から実証されている、発生頻度の高い南海トラフ地震 。
 これらを前提とした、被害状況などの想定がなされています。
 

● また今回新たに『半割れケース』 を想定

先発の大規模地震が発生し、時間差(年単位含む)で後発の大規模地震が発生するケース
 ※実際に過去三重県に大きな被害をもたらした昭和東南海・南海地震 を踏まえ想定。



また、地震によって発生する自然現象による被害(ハザード)
・地震動・長周期地震動・ 液状化・斜面災害・津波 
ハザードによって発生する被害や社会機能の支障(リスク)のうち一部
・人的被害・建物被害・火災被害
が今回発表されています。

自治体ごとの被害想定も示されています。

「三重県南海トラフ地震被害想定」については右のリンクから該当ページへ移動し確認してください。

市町別被害想定結果シートなども掲載されています。

--------発表された内容について--------

◆理論上最大クラスの地震(L2)では県内ほぼ全域で震度6弱以上 

「揺れた時に何が起こる?耐震化、家具の固定などにより、揺れによる被害を少しでも抑えられるのでは?」

 ◆L2クラス(M9・1)の地震が冬の夜間に発生した場合、死者数が約5万人に上り、そのうち4万1千人が津波によるもの。
※ 地震から10分以内に避難する人が20%にとどまった場合の死者数想定。70%の人が避難すれば約1万5000人、全員が避難すれば約9400人まで減るとの試算も。

「大きな揺れがおさまったら、すぐ避難できるように準備。避難に必要なものを事前に備え、すぐ持ち出せるようにしておく。時間がなければ物資を持たずに逃げる。大きな揺れで散乱したものをすぐ踏み越えていけるように。ドアが開かなければ窓を割ることも選択肢に。」


◆L2クラスの地震の場合、自治体の被害では、三重県の南部では死者率が5割を超えると考えられるところもある。県北部では面積の6割が浸水するとの想定が示された。高さ1メートルの津波が到達する時間は尾鷲市と熊野市が最短で3分、志摩市で4分。志摩市には県内で最も高い26メートル、鳥羽市には24メートルの津波が押し寄せる可能性も。
※高さ1mの津波に巻き込まれた場合、ほとんどの人がなくなる可能性がある、とされています。

「自分の生活圏(自宅・職場)がどんな場所かをまず把握しておく。津波が来る/来ない?地盤は緩い/頑丈?斜面などはある/ない?浸水する/しない?」

「どうやって避難する?道路の陥没、液状化が起こっていれば、自動車は機能しない。高台へ向かう場合、崩れやすい地盤のところは斜面が崩れているかも。自転車?徒歩?どこを通る?ここまでくれば安心、ではなく可能な限りより安全なところに避難を。」

※能登半島地震の際には震央から160キロ離れた新潟西郵便局駐車場が液状化した事例も。

 ◆L2、L1クラスともに、県中部~南部にかけて斜面災害が「発生可能性大」の箇所が多く見られる。L2クラスでは、県北部においても斜面災害が「発生可能性大」の箇所が見られる。 

◆L2クラスでは木曽岬町や川越町において、町の面積の6割以上が浸水すると予測。 

 ◆県内沿岸地域の広い範囲で、発災後12時間経過しても津波の浸水は解消されないものとの予測。特に、北部の海抜ゼロメートル地帯から伊勢湾沿岸では、2メートル以上の浸水が継続する地域が 。

 今回発表された被害想定は不安をあおることが目的ではありません。南海トラフ地震によって発生する被害を正しく理解し、適切な行動につなげることこそが重要です。


『被害想定では、地震や津波による人的・物的被害の規模や影響をあらかじめ推計することで、防災・減災対策の充実を図るとともに、県民の皆様一人ひとりに日頃からの備えの重要性を認識し、適切な行動につなげていただくことを目的としています。 ・・(略)・・自然現象には不確実性が伴い、発生時の季節や時刻、気象条件、地域の状況などにより、被害は大きく変動する可能性があります。そのため、本想定に示された想定結果は「起こり得る可能性」として捉えていただくとともに、「想定外をなくし、自らと大切な人の命を守る」ための出発点としてご理解ください。・・(略)・・適切な事前対策や迅速な避難行動により、被害を大きく減らすことができます。例えば、住宅の耐震化、家具の固定、非常持ち出し品の準備、避難場所や避難経路の確認、地域での助け合い体制の構築など、日頃からの備えが被害軽減につながります。 県民の皆様には、被害想定を「恐れるための情報」としてではなく、「自らと大切な人の命を守る行動につなげるための情報」として受け止めていただき、それぞれの生活環境や地域の状況に応じた防災対策に取り組んでいただきますようお願いします。』 

三重県ホームページ 「三重県南海トラフ地震被害想定について  1、はじめに」より一部抜粋


スマートフォン向け 

三重県公式防災アプリ 「みえ防災ナビ」


備えること

いまできること

スマートフォン上で様々な防災に関する情報をまとめて確認することができます

どこにいても

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平常時にも災害発生時にも現在地の情報などが確認できます

 「みえ防災ナビ」は三重県の公式アプリです。

 現在地周辺の指定避難所・指定緊急避難場所や詳細が表示され、ARカメラ機能や避難コンパス機能で災害時の避難行動を支援します。また、土砂災害警戒区域や洪水浸水想定区域、津波浸水想定区域などのハザードマップも表示されますので、現在地の危険性を確認できます。


2025年12月には、避難所までの経路を音声で案内してくれる機能、国や県が管理する道路のライブカメラ画像を見ることができる機能が追加されています。視覚障害をお持ちの方や、観光に来られていて土地勘がない方へのサポートが強化されています。
すでに河川のライブカメラ画像は閲覧できるようになっていますので、知りたい場所の最新の被害状況を確認することが可能です。

詳細な活用方法、操作方法などが三重県のHPに掲載されています

下記リンクより確認していただくことができます

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