交流 ・研修
2026年度 県支部通常総会 第2部 防災研修
「机上訓練(津波が来たら、避難行動はどうする?)」
講師:梅田浩史 氏(日本防災士会 三重県支部 副支部長)
県支部副支部長を務め、また、『リスクマネジメントオフィス梅田』代表として企業・介護施設・自治体などに対し事業継続計画(BCP)の策定や防災力向上に向けた提案などをおこなっている梅田浩史氏に、防災研修机上訓練を実施していただきました。
梅田講師から、地震・津波によりどれだけの時間でどういうことが起きるのか、その結果どういう状況になるのかについての解説、また2026年3月に発表された”三重県南海トラフ地震被害想定 再検討結果”の解説がありました。ポイントを絞った解説で、基礎知識を深めたうえで机上訓練に臨んでいただきました。
今回の研修で受けた机上訓練は、準備しやすいものを使ってできるように工夫されていました。
出された課題に対し、思いついたこと、自分の考えを、”付箋”に書き出し貼っていきます。
「地震・津波により何が起こる」>>「だからどう動く(何をする)?」という実際の流れを重視した訓練でした。
出されたシチュエーションに対し、参加者の考え・思いでテーブルが埋められていきます。
自分が書きだした内容をもとにみんなで話し合い。梅田講師からのアドバイスもありました。
当初の時間をオーバーするほど、皆さんからいろいろな意見がでました。
感想を発言していただいた方、ありがとうございました。
講師をしていただいた梅田副支部長、ありがとうございました。
研修後寄せられた感想
・訓練系のものは、実際に体を動かすものがほとんどで、事例の想定をする今回の手法は初めてのように思います。ゲーム感覚(というと失礼に値するかもしれませんが)で進行でき、同グループの別の方の考え方を学ぶことができます。今までに蓄えた知識、経験は各々のものであり、そこから出た知恵を学ぶいい機会になると感じます。(中略)テント設営や、非常食の作り方を学ぶこと、避難訓練も大切ですが、このディベート形式の訓練も大切だと感じました。家族の括りだけでなく、職場の括りでも実施でき、有意義だと思います。
・参加した防災士各自は居住地や生活環境がそれぞれ違うため、もし有事が起きても、津波や10分以内の避難が現実的に身近に感じることのない私にとっては、志摩・熊野・尾鷲などで有事があった場合現実に7~8分で選択をし避難をしなければならないといった設定での訓練は非常に勉強になりましたし、グループディスカッションでは自身で思いつかない細かいことに気づくことができる体験ができ、有意義な研修であったと感じています。
今回、研修に参加させていただいて実際に災害にあった時に、はたして自分として落ち着いて行動ができるか、そのための準備はできているのか等、改めて考えさせられました。グループで意見を出し合うことで、気づきもありましたし、自宅にいない時に被災することも想定しておかなければいけないと思いました。研修を受けたときには、いろいろと頭に残りますが、繰り返し行うことで身についていくものだと思い、日頃から意識を持って行動したいと思います。
防災士フォローアップ研修会 in三重
2025.10.25(土) :アスト津 アストホール
主催 :特定非営利活動法人 日本防災士会三重県支部
共催:認定特定非営利活動法人 日本防災士機構
基調講演
「南海トラフ地震対策と防災庁」
当日は名古屋大学名誉教授 福和伸夫 先生をお招きし基調講演を行っていただきました。
防災に関して、政府の司令塔の役割を担う「防災庁」が2026年度に発足する予定です。
防災庁設置にあたり「防災庁設置準備アドバイザー会議」が設けられ、その在り方など多種多様な問題について議論されています。福和先生はご自身の深い知見を活かし、会議メンバーの中で主査として『国民と共に考え、共に備え、共に守る。 (※1)』ために取り組んでおられます。
※1: 令和7年6月4日、 政府に提出された防災庁設置準備アドバイザー会議 報告書前文より一部抜粋
基調講演は、単に地震対策といったものにとどまらず、日本の地理・歴史・文化など多種多様な観点から、それらの関連性を受けての我が国の在り方、これからの目指すべき方向性などをお話いただきました。先生の本音を交えた非常に興味深い講演でした。
研修会の開催にあたり、主催者を代表し三重県支部 上野支部長が、共催者を代表し日本防災士機構 松﨑理事長が、それぞれ挨拶させていただきました。
第2部①として、県支部 梅田副支部長による事例発表が行われました。「家庭で地震が起きた時の初動対応訓練を”ふせん”を使ってやってみる」。その有効性などについての評価反省を紹介されました。
第2部②、県支部 小石川副支部長により、日本防災士会三重県支部の活動紹介が行われました。「備えよ常に!」ボーイスカウトの言葉だそうですが、防災にも通じるものがあると思いました。
最後は福和先生に再度ご登壇いただき、セッション・質疑応答を行いました。
県支部から梅田・小石川 両副支部長が参加。先生と3人で研修参加者からの質問に丁寧に返答されていました。
ボーイスカウトに参加している方からの質問もありました。
活気と熱意のある研修会となりました。
関係者のみなさま、参加された方、ありがとうございました。
津市 南が丘地区自主防災協議会の防災に対する
取り組みを視察させていただきました
2025年10月4日
於:津市 津南防災コミュニティセンター
三重県支部の防災士約30名で訪問させていただき、南が丘地区自主防災協議会の
中村会長を中心としたメンバーの方から多岐にわたるお話を伺ってきました。
防災活動の究極の目的は『 「備えてよかった!」といえること』。
何もしなければ失っていたかもしれない大切なものを「備え」ることで守る事ができた。それを目指すために取り組み続けている。
そう中村会長はおっしゃっていました。
あなたにとって絶対に無くしたくないものってなんですか?
協議会の取り組み
地区の特徴を踏まえて、いろいろな手立てを立てていく。有事の時に自治体にできることには限界がある。その現実を受け入れて、自分たちでやれることをやる。訓練や啓発を何度も何度も継続していく。そのために大事なことは、地域、周りとの関係性を作っていくこと。正しいことでも関係性がなければ耳を傾けてもらえない。協力体制が取れない。人のつながりが大切。
どんな準備をしたら?
まずはいつも使うものを1つ多めに購入する。これを繰り返すことで”自宅が備蓄庫”に、みんながやれば”地域が備蓄庫”になります。
避難所に行けば何とかなる!?
「避難所は最終手段ととらえるべき。避難所に行かなくて済むならそうすべきだ。避難所に来た全員を救い続けるだけの物資はない。だからこそまずは自分で備えることが重要。」
匂うキムチ・匂わないキムチ
袋の口を縛るだけではキムチのにおいは外に漏れだしますが、処理剤をいれるなど適切な処理をすることで袋から全くにおわなくなります。
避難生活においてかなり重要なことの一つにトイレの問題があります。空腹は1日我慢できても、排せつは我慢できない。人は1日5~7回くらいトイレに行くそうです。大規模地震で下水管が損傷し汚物が流れていかず、においが充満。避難環境が極めて劣悪なものとなります。埋めたとしても乾燥し細かくなった汚物が飛散し病気の温床に。少しでも衛生的な避難環境を作るための工夫を教えていただけました。
誰でもできるようにすることが大事
そのための工夫が随所にあふれていました。しかもそれをまだ改善し続けていく。ゴールのない取り組みを続けておられる協議会の皆さんには頭が下がるばかりでした。
質疑応答
疑問・質問に丁寧に答えていただきました。お忙しいスケジュールの中、我々の視察に貴重な時間を割いていただきありがとうございました。
地域防災力の向上
南が丘地区自主防災協議会は 、中村保親会長のもと、地域が一体となった防災活動を続けておられます。地域防災力の向上に多大なる貢献をしてこられた功績が認められ2022年9月に岸田文雄内閣総理大臣から表彰されています。
三重県支部 上野支部長からも協議会の皆様に感謝の言葉がありました。
協議会の方々と記念写真を撮らせていただきました。
中村会長が「防災士である私たちに期待すること」
発生する災害をなくすことはできない。犠牲者や被害を減らすため、まずは「助けられる人」ではなく「助ける人」になれるようになってほしい。人的ネットワークのつなぎ手として地域社会の中で「顔の見える関係づくり」を。垣根を越えた広域連携、専門知識、能力、経験を生かした活動を期待します。押し付けでなく地域に寄り添った、地域に根差した活動が大切。
2024年度 視察研修
伊勢市防災センター
2024年10月13日
伊勢市防災センターは、防災について、子どもから大人まで学べる
体験型学習施設として公開され「見て」「体験」して
防災に関する知識を身につけ、「もしも」の災害に備え を学ぶことができます。
三重県全域から40名が参加し、
体験型研修を受講しました
研修内容
防災学習室
「防災」「映像」「消火」「避難」「救出」「救命」「備え」の7つのゾーンで構成され
実際に、有事の際に どれほど困難なことが起こるのか 体験しながら学ぶことが 出来ました
災害時映像研修
南海トラフ地震により
われわれが住む三重県では
どれほどの影響が及ぶのか
シュミレーション映像で学び
減災への備えの たいせつさを再確認できました
防災倉庫 視察
非常食や運搬用機材などのほか、被災者の生活の細部を考え準備されていました
災害用臨時テントは
段ボールベットが展示され
授乳室としても活用することができる
第2部
『逃げキッド』による
マイタイムライン作成研修
防災センターの多目的ルームをお借りして
参加者に 自身のマイタイムライン作成研修を行った
在住地域のハザードマップから得られる情報により
自身のマイタイムラインを作ることにより
「必要な備え」をそれぞれが理解した
‐グループごとに 意見を交わしながら、
マイタイムラインを組み立てていきました
家庭により、災害時の優先度合が違うことも認識できます。
水害マイ・タイムライン等
講師養成研修
主催;㈶河川情報センター
2024年8月24日 (土)ウインク愛知にて
水害マイ・タイムライン等講師養成研修 模様
マイ・タイムライン検討ツール
●逃げキッド●
在住地域のハザードマップから必要な情報をとり
実践的なマイ・タイムライン作成を進めることができる各種ツールがSETされています。
動画の活用
浸水50センチは、どれほどのものか、実際には「流れの圧力」があるなど
数値だけではイメージできない
脅威を知ることができた。
活動の覚悟
研修会の修了証をいただき
防災士として地域に貢献する
気持ちが高まりました
2023年度 視察研修
名古屋市港防災センター
2023年10月21日
●伊勢湾台風 座学研修
現代ほど、災害対策が進んでいない時代での影響
伊勢湾台風により及ぼされた被害を
当時の貴重な映像にて学んだ。
● 伊勢湾台風 3D体験
昭和34年の伊勢湾台風接近の様子の再現や、
南海トラフ巨大地震発生時の津波のシミュレーション映像を3D映像にて体験した。
● 伊勢湾台風 記念碑
伊勢湾台風襲来から64年となります
甚大な被害をもたらした自然災害の教訓を
わたしたちに伝えてくれています
● 地震体験
体験室にて、近年発生した大地震の
発生初期から最大震度までの揺れを体験しました。
最大震度までに何度も起こる地震に
身が震えました
南海トラフ巨大地震が懸念され、対策は各方面で積極的に推進されておりますが、
今回の視察研修により、 私たちの生活がいかに壊れやすいものであるかということ
そして、 日頃の備えが何よりも大切なこと 再認識することが出来ました。
施設へ向かう道中 災害対応ゲームを行いました
楽しく知識が身に付きます👍
「防災とは・・」
有意義な準備ではないでしょうか?
データが示す通り、感覚ではなく
地域の特性を知ることが大切なことが分かりますね。
設問に、参加者が自身の環境を答えます。
間違いはありません
最後に、踏まえて欲しい注意点やNET情報の取得方法を
アドバイスしました。
『これぐらい できたのに」と思える経験談があります。
しかし、明日 災害が来ることは分かりません
「いずれ すれば いいや」と思わず
いま はじめましょう
防災講話
「台風・豪雨への対応」
2023年9月30日
名張産業振興センター・アスピアにて
三重県全域の郵便局からの要請を受け、地域における「台風・豪雨への対応」について講習を行いました。
北勢・中勢・中部・南勢・南部地区から有志78名の参加があり、地域における防災への関心が高まっていることを感じます。
①災害に遭うと、何が起きるか?
②その時、何をしなければならないか?③迷わず『すべき事』ができるか?
有事の際に地域の中で、
郵便局ができることは何か?の視点から
熱心に聞いていただきました。
防災士会三重県支部
総会記念講演
2023年7月2日
BCPについて
BCP= Businesess Continuity Plan (事業継続計画)
BCP講演 模様
三重県支部会員 40名が講演を受講した
突発的な不測の事態から、
①重要な資産を守る
②事業・業務を継続することで企業を守る
「事業継続できる力」をつけることを目的に
その備えについて
講演いただいた
備えとして大切な事
有事の際、
現実として必要な事を
理解する。
広い視野での考察を
具体的にご教授いただいた
各会員が、地元を思い浮かべ、
何をすべきか
考える機会となりました
●台風・豪雨から身を守る防災セミナー
ハイトピア伊賀 生涯学習センターにて講習を開催
3回(各90分)に分けてセミナーを開催
セミナー開催模様
台風・豪雨に見舞われると、私達の周りでどんなことが起きるでしょう? その時に何をすべきかをご存じですか? また、すべきことを迷わずにできるでしょうか?
「災害から自分達の身を自分で守るためにすべきこと」は、一人ひとり違います。
この講座では、
「台風・豪雨から自分達の身を守る方法」
「みんなで考える台風が発生してから川の水が氾濫するまでの備え(マイタイムライン)」の考え方 を楽しく学んでいただきました。
マイタイムライン作成
住んでいる地域への影響を
『現状』と『先の予測』に分けて考えていただきました
参加いただいた方には、シート情報を参考に
避難のための情報収集と行動欄に
一人一人に必要な行動を書き込んでいただきました
参加いただいた方々からの感想
① 防災士資格を所持しているが、こんな内容の講座は受けたことがない👍✨
② 組織の他支部にも受講させたい
③ また講義依頼をしたい
など、感想をいただきました😊
第1回
2022年11月17日
台風・豪雨から身を守る防災セミナー①
台風が来たら、
何ができるか?
第2回
2022年11月25日
台風・豪雨から身を守る防災セミナー②
台風が来たら、
何をすべきか?
第3回
2022年12月10日
台風・豪雨から身を守る防災セミナー③
すべきことは
迷わずできるか?
●2022年度 スキルアップ研修
避難所イメージゲーム『ひなんじょなんナン?』により
災害状況を想定して机上訓練を行った
集団生活となる避難所での課題を皆で協議することにより
ひとりでは見えない課題を理解できた